建築事例

あおぞらの家木造/2階/SE構法

あおぞらの家は東側が大きなガレージになっており、東南側から有効な太陽の光が入っていました。

その恵まれた太陽の光を有効に得られる位置を豊かな空間とするため、シミュレーションを繰り返し2階に周囲からの視線が入らない位置にテラスを設け、リビングを隣接しました。しかし夏場は太陽の熱が直接室内に入ってくるため、シャッターを設けて夏場の日射を防ぐようにしています。

建物の入口は正面に設けず、入り口が丸見えとならないようにフェンスで目隠しをし植栽したアプローチを歩いて入ります。
玄関の正面には階段があり、上部のトップライトから柔らかな光がおりてきます。
自宅で働くテレワークスタイルにも対応した書斎。自宅でありながら集中できる環境を確保しています。
1階と2階に1台ずつのエアコンと各個室には大きなエアコンを設置せず、コンパクトなマルチ空調を設置。各個室の細かな温度調整はこれで十分です。
2階LDKはロフト付きの天井高さを確保した大きな空間。シンプルな空間には大きな観葉植物がよく似合います。
テラスを隣接したLDKには大開口を設け、太陽のエネルギーを取り込み、日中は電気をつける必要はありません。
キッチンは対面式で開放感のある空間、自然と家族間の会話が増えます。
 
間仕切りと廊下をなくし、人が様々なシーンで佇むことができる場所を意識した空間となっています。
 
街中でも周囲の視線を気にせず、あおぞらの下で過ごせるテラスは、自然体になれる住まいの重要な場所です。
ロフトも荷物置き場ではなく、巣篭もりできる場所として活用。
オープンな洗面は、手洗いがしやすくウィルス対策に有効です。
1階のタタミルームはゴロゴロとゆっくりとした時間を過ごすのに大変気持ちが良いものです。
夜になるとテラスに出て星空を眺めながら、家族と素敵な時間を過ごすのはいかがでしょう。