建築事例

02狭小地域の家_リビング

狭小地域の家木造/2階/SE構法

ご家族はご主人、奥様、小さなお子さんの4人住まい。家族が仲良く暮らせる快適な家をご希望され、京都市内の狭小地域に建てられた住宅です。小さいながらも豊かな空間を感じれるように、天井高さに変化をつけたり、段差を設けたりと工夫された住宅です。壁はお施主様自ら、コテを握られご家族と力をあわせて左官で仕上げた、素晴らしい家です。元気なお子さんとこれからもこの家で想い出を紡いでいただければとの思いで関わらせていただきました。

外観は既製品の外壁材でも京都のまちに馴染むように設計しています。
軒や格子は無垢の木を使用して、建物に自然な表情を与えています。玄関扉は断熱性能が高い木製の扉を使い、住環境に配慮しています。
玄関収納もフローリング材で造作した特別仕様です。コンクリート土間との相性も良く、気持ちの良い玄関です。
1階寝室は大きな空間で、将来は部屋を間仕切れるように計画されています。将来を見据えた設計で、末永くお住まいできる家を目指します。
階段上がった踊り場上部にはトップライトから柔らかな光が降り注ぎます。壁はお施主様自らが、ご家族と力をあわせて左官で珪藻土を塗られました。機能的だけでなく、特別愛着のある壁になりました。
洗面台はオリジナルで制作しました。白いタイルは清潔感があり、洗面台に立つのが楽しみになります。
キッチンは通常は壁付けのI型キッチンをアイランド型にアレンジしています。コストを抑えつつ、お客様の夢を叶える提案をいたします。
トイレの手洗いもお手洗いと同じようにオリジナル。明るい清潔感のあるトイレを実現しています。
天井高さの高いリビングでは、周辺地域の建物の状況から窓の位置と大きさを決定、夏は日差しを遮り、冬はいっぱいの光を室内に取り込み、快適な環境をつくりだしています。
間仕切りのない空間は家族との距離も近く、コミュニケーションが頻繁におきるように、との想いが込められています。
リビングの横にあるバルコニーの天井は高く開放感のある場所となっています。狭小な土地の中にも自然を感じられる場所が住まいを豊かにします。